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「6才のボクが、大人になるまで。」

同じ主要キャストで12年間に渡り撮り続けられたドラマ。

6才の男の子が本当に18才になるまでの12年間。
イーサン・ホークも若かったで~最初のシーン。

この映画、何も起こらない。
小学生の男の子(6才)、母親、お姉ちゃん、父親。
両親の離婚。引っ越し。
思春期を迎える。母親の再婚。
。。。 。。。
大学に通うため巣立つ(18才)

も~普通。至って普通。
いや、離婚とか再婚とか引越しも大変やけど。
映画としてはってこと。

なのに何がすごいって、これ!!

信じられる?
6才の時は子役さん、18才になったら青年俳優さん、で映画を撮るのと、1人の男の子を撮りつづけるのとで、こんなにも違うのか!!ってことを。
こんなにも発達したメイキャップの技術でもなくCGでもないってことの凄さを。

時間はウソをつかないんやね。
私たちは時間の積み重ねでつくられてる。
それを役者さんたちが身をもって、その姿の変化を見せるだけでもう表してる。
背が伸びる、ひげが生える、声変わり、、、って言葉にできる、目で見て耳で聞いて分かる変化だけじゃないものが、確かにあるんよねぇ。
経年変化っていうのかなぁ・・?
時間ってすごい影響力。
普段生活していて、何十年も生きてきて、まったく意識できないことを、こんなにも何も言わずに突きつける。
残りの時間が減るのが人生じゃなくて、だから毎日が大切なんじゃなくて、一瞬がどんどん積み重なって人は、人生はつくられていくんやね。
なんて素敵な考え方やろう。
それを「だから大切にした方がいいんじゃね?あなたの人生だから好きにすればいいけど」くらいのさりげなさで伝えてくる。

ほんま信じられへん。
なんやこの映画!
凄すぎる~~。

無鉄砲というか結果オーライというか。
いろいろゆだねすぎ(笑)

‘斬新’とかじゃ言葉が足りひんわ~。


by aozora-gene | 2014-12-02 08:52 | 本・映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

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