映画『三度目の殺人』



これは、、、最高傑作じゃない?
「最高傑作」なんてダサい言葉恥ずかしくてあんまり使いたくないんやけど。浮かんだので。
ジャンルが変わったから何とも比較ができないのかも知れないけど。
是枝監督サスペンスも素晴らしい!!って言う方がいいのかな。
いやいや心理を丁寧に描く手法はうんぬんかんぬん・・・。


以下、ネタバレを含みます。




ちょっと考えを整理させてほしい、待って終わらないで、もうちょっと話を聞かせて、、、と余韻がすごかった。
「取り返しがつかない」ってことだけがどんどん迫ってくるのに。

考えさせられるセリフがいっぱい出てきた。
司法に対する辛辣な皮肉たっぷりなやりとり、「真実は必要ない」とか。
命に関する考えが語られるシーンとか。
法廷だってある意味被告の命を弄んでる。それぞれの理屈で。

役所広司さん(被告・三隅)が、ドアを開けて出て来るたびに印象が変わるその違和感が回を重ねるごとに薄気味悪く恐ろしく感じられるし、
福山雅治さん(弁護士・重盛)が、そんな三隅にどんどん翻弄されて最初のクールさがどんどん崩れて観てるこっちもどんどん不安になって疑心暗鬼になるし。
すずちゃん(被害者の娘)のことだって信じたいけど、監督なんであの子を出したの!?っていう重盛弁護士の娘のことが妙にひっかかったりして。

「真実」らしきこと、は示されるけど、確かめることはできない。
信じようとするけど、それは単に「自分が信じたいこと」なのでは?と突き付けられる。
自分が理解し難いことや、自分の感情と折り合わないことは、「信じられない」と、勝手な判断を下しているんじゃないか?って。

いやぁ、面白かったなぁ。
面白いは不謹慎か。

「法廷に真実は必要ない」と最初に言っていたのは弁護士の方なのに、最後は三隅の方がニヤッと笑って弁護士にそう言い放つ感じ。
良かったわ。ゾッとする痛快さがあって。


映画観るまで読まない!と決めて取っておいた諸々をようやく読めます。
にしても意味深な表紙よねぇ。。。
「三度目」か・・・。

うん、、、もうちょっといろいろ考えたい。そんな気分です。

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by aozora-gene | 2017-09-12 08:29 | 本・映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

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