江戸時代までは、桜といえば ‘ヤマザクラ‘ のことだった。
これも、よくよく考えればそりゃそうか、なことなんやけど、抜け落ちていたり誤解したりしていることでした。(‘流星群’に引き続き)
現代でいう桜(シェア90%以上なのかな?)は、ソメイヨシノ。
ソメイヨシノは明治になってから植えられ始めた園芸種。園芸種っ!
樹齢も100年ほど。
ヤマザクラは500年~くらいになるみたい。
明治が、、、明治から、、、たぶん大体150年くらいやから、、、軒並み寿命を迎えて伐採されたりする時期なんやねぇ。。。
戦後の復興で植えられたりした場所も多いやろうし。
それやとあと30年くらいか。
桜を切るって、「罰当たりや」とか「日本人ならできるはずない」みたいな感覚でおったけど、そういうのも怪しいな。
少なくとも園芸種のソメイヨシノに対して過度に感じる感情としてはふさわしくないのかも。
軍国主義と密接な関係にあったみたいやし。
散り際、潔さ、みたいな。
従来の桜に比べて、ソメイヨシノのせわしない散りっぷりは尋常じゃなかったんやろなぁ。
華やかで鮮やかでもあり、切なく儚い。
桜といえば、和歌。西行法師の。
これもソメイヨシノではありえないんやね。
この歌を、潔く散りたいと解釈するのは、どこかの段階で刷り込まれているソメイヨシノのイメージなのかもしれない。
和歌で一般に花といえば梅ですよ、と初めて教わったときみたいな不思議な感覚。
(そんななか西行法師は桜を詠んでいる)
ヤマザクラか・・・。
今年はちゃんと観察?花見?してみたいな。