FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」スピッツ特集8/29①

FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」8/29①
8月はスピッツ特集
DJは田家秀樹さん
ゲストに竹内修さん(スピッツのデビュー以来のディレクターさん)

田家秀樹さんによるスピッツ『醒めない』ライナーノーツ


今週は『スーベニア』から。

こんな風にアルバムを一枚ずつ振り返るのは面白い。
ありありと当時のことを思い出すこともあれば、全く忘れているところもあったりとか。すごく新鮮です。

アルバムを一枚目から聴くのは面白い。
いつ何があったのかとか、このアルバムの次がこのアルバムなのかとか、この時彼らはどんなことを考えていたんだろうかとか。
同時期に出ている他の音楽の影響とか。

ー竹内さんがレコーディングを仕切るのがスピッツにとっては快適なんでしょうね。自分たちのことを知ってくれてるから。
マネージメントとディレクターがデビューから変わらないのはそういうことなんだと思います。

激動の時期を経たスピッツ。
例えると、引っ越しをしょっちゅうしていた人たちが安住の地をみつけた時期に入ります。

11th『スーベニア』(2005年1月)
♪『春の歌』(2005年4月リカットシングル)
レコーディングの後半に出てきた曲。アルバム全体を見渡して1曲目が欲しいと思って作った曲だと推測します。
高らかですもんね。心意気が詰まっているような曲。闇をくぐり抜けたというような歌詞。

『三日月ロック』で亀田さんの手の内を見せてもらった。それに対してスピッツ側はこういうことをやりたいです、というのがこのアルバム。
これまで1番時間が空きました。このペースが今後の基本になっていく。

♪『ナンプラー日和』琉球音楽。三線が入ってます。
最初聴いたとき面白いな、と思いました。
実は『君が思い出になる前に』のサビは琉球音階なんですね。ネーネーズがカバーしてるんです。
(マサムネさんには)そういう素養があるんですかね。沖縄好きですしね。

『三日月ロック』から2年4ヶ月空いた。
ー旅に出てたという話も聞いたんですが。
それはアルバムタイトルにも出ているかもしれませんね。いろんなところに行って、そのお土産。
間が空いたこともあって曲のバリエーションがすごいですね、このアルバムは。
『優しくなりたいな』はピアノメイン。+ほんの少し。
『自転車』はレゲエ。あんまりやらないタイプ。
アレンジ的なバリエーションを意識的にやっているアルバムだと思います、このアルバムは。
レコーディングする場所・スタジオ、一緒にやる人がここでほぼ固まった。エンジニア、プロデューサー、演者、ギターテック、ドラムテックそういった音まわりの人がここで固まった。
亀田さんから入ってきたものと、自分たちがこうしたいというものが融合して、理想の形ができてます。
そしてここで色んなバリエーションを試した。そのことでその後がより充実したものになった。今後のために非常に重要なアルバムだと思ってます。

ー『スーベニア』はバンドの音の饒舌さというんでしょうか、自分たちの色を惜しげもなく出してますよね。
レコーディング・発売までに時間を空けることが出来た。時間的な余裕がこれを生んでると思います。
自分たちの関心も外に向かってそれを1枚に集めた。
レコーディング、リリース、ツアーといったローテーションの理想系も出来つつあった。

ーこの時期70本やってますからね(ジャンボリーツアー2005)。今時70本やるバンドはほんと少ないですね。
ツアーがメインの活動ですので。10年前(96~97年)はがむしゃらにやれてたけど、完成度というか、精度を上げていく。それだけシビアに。
本数をやらないと多くの人に観ていただけないので。

ー『みそか』の歌詞には感動しましたね。
自分たちは自分たちのやりたいことをやるんだ。何を言われても関係ないんだ。自信のある歌だと思います。


2年9ヶ月あいて
12th『さざなみCD』(2007年10月)
♪『群青』(『魔法のコトバ』『ルキンフォー』に続いて3枚目のシングル。2007年8月)
新しい試み、曲が出来た時から3声のコーラス、自分じゃない声でということでした。
それまでやったことがないことをやりたいという一環。
乾いたフォークロック、こういう曲をシングルで切ったことないよね、夏だし、ということで。
MVにアンガールズが出てたり。遊びの方向に。
監督に大宮エリーを選んだ時点でこういうものになる、ということですね(笑)

♪『僕のギター』(『さざなみCD』1曲目)
ー「僕の」って一人称をタイトルにってあんまりないですね。『俺のすべて』はありましたけど。
アルバムレコーディングの最初期からあった曲。これとラストの『砂漠の花』。
ーアルバムの1曲目がほんとにいろんな意味を持ったりしてるなというのが、今までと違う聴き方の一つになりました。
アルバムの1曲目が他のアルバムの一曲目と違う印象になるように毎回心掛けています。
1曲目である程度アルバムの色は決まるので「あれに似てるよね」と言われるのは癪じゃないですか(笑)
それぞれが違う風に聞こえるようにしていると思います。
『さざなみCD』は1曲目とラストが遅めのビートなのでどっしりしたアルバムという印象。
それと全体的にクラシカルな匂いのするメロディ。ユーミンの影響はものすごく大きい。
この曲はユーミンが歌ったら、、、と空想しながら聴くとユーミンに聴こえる(笑)
ーなるほどね~。ギターでやってるけども。
ユーミンの1枚目2枚目、荒井由実時代。クラシカル・英国ロックに近い感じがします。

『さざなみCD』は曲のバリエーションということをあんまり考えないで、スピッツの核となる様なことをやっている。


8/29②に続く
②は、さらに3年空いた『とげまる』から。

この番組は再放送があります。
30日(火)28:00~29:00
(水曜の朝4:00~5:00)




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by aozora-gene | 2016-08-30 08:20 | スピッツ | Trackback | Comments(0)

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