FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」スピッツ特集8/22①

FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」8/22
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2016年8月はスピッツ特集
4週目(8/22は6th『ハチミツ』から10th『三日月ロック』まで)
DJは田家秀樹さん
ゲストは竹内修さん(スピッツのデビュー以来のディレクターさん)

『醒めない』発売から3週間あまり。
フィジカルも配信も前作よりも上回っています。このご時世珍しい現象ですね。嬉しいです。単純に。
今はツアーのリハーサルも大詰め。新作を中心にして、なかなか面白い曲も入っていますよ。

田家秀樹さんによる『醒めない』アルバム・ライナーノーツ

スピッツ”醒 め な い”ツアー



6th『ハチミツ』95年9月
♪『ロビンソン』95年4月発売のシングル
当時はこれがデビュー曲だと思ってた人がたくさんいましたね。
初めてスピッツという名前を知ったという人が。
レコーディングは95年の初めから行われた。

年明けに曲出しを、ということで年末里帰りしないで曲を作るといって出してきたのがこの曲です。
『ロビンソン』と『俺のすべて』(カップリング)の2曲があがってきた。
どちらもすごくいい曲で、僕は『ロビンソン』の方をシングルにと考えていました。
が、メンバー含め色んな意見があった。
地味なんじゃないか?ロビンソンってどういう意味なんだ?
完全に仮タイトルだったんですが、ロビンソンって雰囲気良いよね、言いやすいし。ロビンソン・クルーソー等いろんな連想が出来るし。
でもこの時は勝負のシングルだったので、そんな時になんでこんなわからないタイトルをつけるんだ、『俺のすべて』の方がキャッチーなんじゃないか?等喧々諤々ありました。社内的にもバンド的にも。
地味じゃないですか?は特に草野マサムネが言ってました。大丈夫ですかねって。
イントロのテツヤのアルペジオ(エレキ)、アコギのカッティング、はねたリズム。スピッツの重要な要素が盛り込まれていて、『俺のすべて』でブレイクするよりは『ロビンソン』で売れた方がスピッツは長生きするという考えがありました。
「俺」という一人称で初めてスピッツが認知されるよりは、いいというのもありました。


『涙がキラリ☆』95年7月発売のシングル
『ロビンソン』が特大のヒットになりました。
キャッチーな曲じゃなくても売れる。
キャッチーであるとか分かりやすいことを別に追求しなくてもヒットにはなるということに確信が持てたので嬉しい出来事でした。
4月7月にシングル、9月にアルバムは決まってた。
『涙がキラリ☆』が7月7日発売だったんですけど、その時点で『ロビンソン』はまだチャートに残っていました。
当初考えていたシングル2発ドン!ドン!じゃなくて、1発目のドーーーンがすごく長くて、ちょっと霞んだ部分はあったかもしれないですね。
それでも2位でしたので大ヒットですね。
『ロビンソン』の反響が届く前にアルバムのレコーディングに入っていた。

ーレコーディング中に周りががらっと変わっていったわけですね。
メンバーはレコーディング中で世の中どうなってるのかよく分かってないんですけども。気づいたらって感じだと思います。
レコード会社は大変だった。連日5ケタ6ケタというバックが来てましたから。
もともと紙媒体、放送媒体からスピッツはすごく支持されていましたので、ヒットしたことでお世話なったところには恩返ししなきゃいけない。
ものすごい勢いでいろいろ取材、出演があってメンバーは大変だったと思います。
『ハチミツ』のレコーディングは歌詞だったりアレンジだったり、ちょっと自転車操業というか大変でした。
ギターダビングしてる傍らでマサムネが歌詞書いたり。

ー笹路さんとは3作目ですが、どういう関わり方ですか
メンバーが考えが及ばないところを笹路さんがフォローするということで八面六臂。
笹路さんの引き出しがたくさん見えるアルバムだと思います。

ー売れるっていうのはどういう風に考えますか
こうやれば売れるという方程式は眉唾だなと思った。
ただ売れないときにつっぱっていたこととか、セーブしていたこととかが売れたらできなくなる。売れたらそれは覚悟しなきゃいけない。
だからここでブレちゃいけない。メンバーもそういう考え。
売れてるからこういうこともとか、売れてるうちにやっちゃおうということをやっちゃうと後でしっぺ返しをくうなと。
メンバーにも必要以上の負担をかけないようにしなきゃいけないなと。


7th『インディゴ地平線』96年10月
♪『渚』
アルバムの先行シングル。96年9月発売。
ースピッツの中でも傑作の中のひとつに入ると思うんですが。
アレンジがすごくおもしろい。なかなかメンバーが表れてこない。シーケンサー、ドラムのスタイル。
笹路さんとメンバーでアレンジを考えていく段階でこうなった。
毎回新しいチャレンジ、新機軸を探っていた。

♪『インディゴ地平線』
歌詞がない段階では別のタイトル。歌詞が出来あがって『インディゴ地平線』という曲だと。それをアルバムタイトルにも。
indigo la Endはバンド名をこのタイトルから付けたらしいです。

ー多忙、追い風も逆風もあった状況でしょ?
96年は更にカオス。『ハチミツ』が売れたということもありますし、更に『チェリー』(96年4月)が特大ヒット。
96年の予定はもう決めてあって、レコーディングもしなきゃいけない。
曲つくりにも追われている。歌詞も書かなきゃならない。レコーディングを進めるにあたってメンバーもちょっとスランプに陥ったり。
時間もかかって朝までレコーディングしたり疲労困憊。
今思えばよく体を壊さずにできたなと。まだ若かったんでしょうね、みんな。
スピッツを取り巻く状況が暴風雨だったんで。

ーアルバムの1曲目『花泥棒』は三輪さんの曲です
このころテツヤも田村も積極的に曲を作った。
マサムネの負担を和らげようという気持ちもあったのかもしれませんね。

『ハチミツ』の明るいはつらつとした感じ。売れているプレッシャーがないから出せる。
『インディゴ地平線』はどっしりした重心の低いアルバム。
意図的なものなのか、何なのか?気分なのか。決意を表明しているところがあるかもしれないです。
『ロビンソン』みたいな特大のヒットが出てしまうと、一番怖いのが「一発屋」というイメージを引きずってしまうこと。そこを避けたい。
『ロビンソン』はまぐれだったんだというぐらいの気持ちをメンバーもスタッフも持っていました。

ーマサムネさんが声に自信がない、『ロビンソン』が地味だと心配する感じは何なんでしょうね?
マサムネのサービス精神としては「足りないと思った」というようなイメージなんじゃないでしょうか。
世間一般が求めているのはもっと明快なことだとマサムネは思っていたんだと思います。
ヒットしたことで、声が原因で売れないんじゃなかったという証明にもなったんだと思います。

笹路さんがハイトーンを出すように言ったプロデューサーの術と、そこに、一番高いところに♪ルーララ♪という言葉をのせるマサムネさんの素晴らしい選択。


8/22②に続く

この番組は再放送があります。
火曜日深夜の28:00~29:00
(水曜の朝4:00~5:00)

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by aozora-gene | 2016-08-23 08:02 | スピッツ | Trackback | Comments(0)

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