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FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」スピッツ特集『醒めない』①

FM COCOLO 「J-POP LEGEND FORUM」(月曜21:00~22:00)
DJ田家秀樹さん

8月はスピッツ特集 1週目・2週目は『醒めない』特集
ゲストは竹内修さん(スピッツ デビュー以来のディレクターさん)

<スピッツ この夏のイベントが終了しました>
この夏は全部のイベントに足を運べた。
ライブバンドとして非常に強靭になったと改めて感じた。
主催なのでいろいろ引き受けなきゃいけない。一番最初に入ってリハして、トリの出番まで務める。
自分たちのほうから出演してくださる方に必ずあいさつに行く。
ちょっと恐縮しちゃう出演者も多いようですけど、そのスタイルでやっている。

<今回のアルバム『醒めない』>
ーアルバムも強靭だと感じます。
15枚目、ベテランですけど、いまだにみずみずしい感性で すごいことだなと思います。

♪『醒めない』
1曲目らしい曲。ホーンセクション(トランペット)が入ってる。華々しい感じですね。
この曲自体が曲出しで出てきたのは、結構後半なんですね。
アルバムタイトルが先に決まっていて、タイトルにちなんでマサムネさんが曲をかいてきた。
『醒めない』という言葉が先にあった。

ーそういう意味でも、揺るぎないぶれない、芯が通ってるアルバムですね。
はい、明確なビジョンがあるように感じました。

マサムネさんのデモの段階で、イントロもこのままで、モータウン風のビートだった。
こういうのをあっけらかんとやるのは恥ずかしいという気持ちが昔はあったけど、今はもう恥ずかしいも何もない。これに合ってるならこれでいいじゃん、という感じ。
シングルっぽい曲が出てきたと思った。
スピッツはレコーディングの最初の段階でシングルっぽい曲が出てくる。
アルバムの核となる、シングルとして通用する曲。
後半に出てきたので珍しいな、何か意図してることがあるなと思っていたら、これが1曲目になった。

ー歌詞の内容について
ロックの初期衝動、10代のロックとの新鮮な思い出をかなり明確に歌っている。
15枚目、もうすぐ結成30年、自分たちも来年50歳。
ロックと出会った頃を思い出して、ってことなんじゃないでしょうか。

ーアンドロジナスというのはデヴィッド・ボウイを指す言葉ですが、
レコーディング中に彼が亡くなった。マサムネさんがすごく好きなアーティスト。

ースピッツは洋楽好きですよね。
洋楽大好きで、特にイギリス方面が好きですね。参考にするアーティストもイギリス方面が多いです。

レコーディング自体は去年の12月にスタートして約半年間。
最初はシングルになりそうな3曲『みなと』『コメット』『グリーン』が選ばれた。


♪『みなと』
この曲をシングルにというのはみんなで決めました。ちょうど、いいタイアップの話もいただいたので。
タイプが3曲とも違うので、どれがシングルになってもいいよね、という認識ではあった。
『みなと』は春に出すシングルとしては、ちょっと地味なのかなと思ったんですけど、曲自体が強いので。
逆にこういう曲をシングルで出せるスタンスというのもありがたいと思いましたね。

ー港という設定とか、切なさに哀愁が加わってるところがいいですよね


♪『子グマ!子グマ!』
レコーディングの割と後半に出てきた曲。後半はバリエーション、ど真ん中じゃない曲が出てくるのですが、録ってみるとこれいいじゃん!ということになって3曲目に。
ゲストボーカルが入っている。
ストリングスが入ってない。前作『小さな生き物』と今作『醒めない』。
メンバーがライブで再現できることを基本にしてる。なのでキーボードはOK。
ごてごてと飾りつけるのはちょっと、という気持ちがある。年々シンプルになってきてはいます。

ー前作『小さな生き物』とのつながり
あると思います。前作が2011年以降のアルバムということでシリアスな部分もあったと思うんですけど、そこを抜けて前へ進んでいこうということとか、断ち切ることとか、があると思います。
歌詞的にも生き物が沢山出てきます。
架空の生き物、アニミズム的なことも含めて生き物出てきますね。


♪『コメット』
これも生き物ですね。
ーレコーディングの始め方というのは?
曲出し、曲を選ぶというのをメンバーとスタッフで行って、それをプロデューサーの亀田さんと一緒にこの曲をどうしようかというのを決める、実際にスタジオに入って音を合わせてみる(プリプロ)という作業を十分にやってから、レコーディングスタジオに入る、というプロセス。
何をやるかというのは完ぺきに決め込んでレコーディングスタジオに入る。

マサムネさんが自宅でアレンジデモを作る。それが固まってる場合はこれを踏襲してくださいということでやる。
固まってない場合や、もうちょっとアディショナルでやる場合には亀田さんと進めていく。

スピッツは大体2~3年先まで考えているので、レコーディングできるのはこのあたりだよねっていうのがある。
亀田さんやエンジニアの高山さんは非常にお忙しい方なので、1年位前からスケジュールを押さえちゃうんですね。
ざっくりと半年間ください、って感じです。

マサムネはどの曲から聴いてもらった方がいい、どんなボリュームで聴いてもらった方がいいというところまで考えてプレゼンしますよ。

毎回すごいワクワクしてますよ。
メンバーもそうですけど、みんなすごいワクワクして。
今度はマサムネからどんな曲が出てくるんだろうって。

竹内さん「ファンですから、僕は」


FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」



by aozora-gene | 2016-08-05 07:26 | スピッツ | Trackback | Comments(0)

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