映画『ブリッジ・オブ・スパイ』
はい、優等生ですね。相当な。
もー文句のつけようもない。
スピルバーグ監督、コーエン兄弟脚本、トム・ハンクス主演。
・・・もーーー格も実力も、もーーーーっ。←だから何なのさ
「スパイ」と「捕虜」って、紙一重っていうのか何ていうのか、なんてあやうい立場なの?!
「スパイ」として活躍しているうちは自分の国では英雄だけれども。(極秘の)
ひとたび敵国の手に落ちれば、自国からも相当なお荷物・危険物扱い。
「スパイ」映画というよりは「捕虜」のお話だよなーーと思ったので。
「不屈の男」をタイトルにしても良かったくらいよね。
最初にこの言葉が出てきたのは、囚われている「スパイ」が自分の過去について本当の話をしてくれたシーン。
心を許した、信頼してると伝えた瞬間やったと思う。
次に出てきたのは、相手に最大限の敬意を払って、また親しみと感謝を込めて言ったシーン。
その「スパイ」役のマーク・ライランスさんが素晴らしかったです。
目がとても綺麗な方で、たたずまいなんかも、、、チャップリンぽいというのか・・・すごく素敵な役者さんでした。
緊迫の‘外交‘も、知的で大胆でユーモアもあって。
全て終わって、ハッピーエンドな雰囲気に包まれながら、電車?の中から金網を越える少年たちを見るシーンも印象的。
モノクロの東ベルリンを、後部座席に乗せられた彼を、想わずにはいられない。
憎いなぁ~、ほんま。
スキなし優等生やわ。