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『それでも夜は明ける』

すっかり忘れてたけど、まだやってる!と思って観てきました。
『ウォルト・ディズニーの約束』と迷ったんやけどね。
『メリー・ポピンズ』好き。

「夜」は「よ」って読むんやね。「よ」は明ける。
http://yo-akeru.gaga.ne.jp/index.html

「今まで100年間続いたハリウッド映画で、奴隷農場に関して描いてる作品は3本しかなく」って、どっかに書いてたのを読んだ。

儲からんからってことも含めて、それほどまでに誰も触れてこなかったことなんやなぁ。

でも‘アメリカの負の歴史’というよりは、今も形を変えて大なり小なり身近に存在し続けてることやと思った。
今でも、誰でも、どっち側にもなり得るって。

観終わった後も、首に縄かけられてる感じが消えへん。
息苦しい感じが残ってます。

あとね、みんな歌うんよね。
ムチ振りまわす見張り付きで綿花つみながら。
死んだ奴隷仲間を埋めながら。
ゴスペルなのかな?

どん底もいいとこやのに。
あらゆる感情も思考も停止しきって、あきらめきってって状況やと思うのに。
辛い悲しいなんかきっととっくに通り越してる。

それに感動したとか共感できるなんて話じゃないよ!それどころじゃない。
そういう時にも「歌う」って知った。


シネ・リーブルで観たんやけど、そこでもらってきた映画のチラシ。
『別離』のアスガー・ファルハディ監督最新作『ある過去の行方』のチラシ。
西川美和監督がコメント寄せてはってねぇ。
それがまぁ素晴らしくて感動いたしました。(だからチラシ持って帰ってきた)
このずっしりくる文章がたまらん。

暗い感情というか、負の感情というのか、、自分の中にある‘醜さ’みたいなものを誰かと共感しあえると安心するってことあるなぁって西川監督のコメント読んで思いました。

先に『別離』を観てから、『ある過去の行方』も観に行こうかな。
by aozora-gene | 2014-04-17 09:06 | 本・映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

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by 青空ジーン