『天地明察』 冲方 丁
2011年 03月 06日
これは面白かった!
ストーリーがというより、一大プロジェクトに賭ける男達のっ
・・・・地味ぃ~な日々の研鑽(笑)
人間模様が熱いんです。
そこに打たれる。
江戸時代。今使ってる暦はどうもおかしいから、正しい新しい暦をつくろう!というお話(軽っ!)
天を相手に壮大な夢を抱き、そのために努力を惜しまない人たち。
老い、立場、能力によって、その夢を第一線で追えなくなる人たちが、また泣かすんよ~。
私心を捨てて夢を託す!!
いやぁ~熱くなりますって。
ストーリーとは別に印象に残ったこと。
「空」がとても効果的に使われている・・・といいますか。
‘心模様を映す空’が随所に描かれているところが好きでした。
胸を衝かれるのが、空っぽ・・・まさに「空」ってこの字だ!って思ったんですけど。
挫折して空っぽになった主人公が見上げた空が、衝撃と共に印象に残ってます。
思わずあの曲流れたもん。
『君のいた部屋』(秦基博)
あの曲も冒頭に描かれた「空」がとても印象的。
からっぽの空、からっぽの心を浮かべてしまいます。
主人公の渋川春海に会いたくなってきました。
本屋さんへ行ったら、会えますねww
映画化も決定している様で・・・尚更、先に読んでおきたいです!
読んで‘空’を感じたいです。
面白かったです!
渋川春海、、、ほんまええ子でねぇ~(笑)
よ~がんばった!
映画になるんですか!誰がやるんやろ~~~。
気になります。
‘空’・・・たった一行でも、ハッとするほどの存在感でした。